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SS教室新着情報&ブログ 講習のお知らせ: 2019年12月アーカイブ

漢字+認知機能のトレーニング

冬期講習も4日目になりました。
 
小学1年生は漢字を使って学習に欠かせない認知機能(記憶、知覚、注意、言語理解、判断、推論)に対応した「覚える」「数える」「写す」「見つける」「想像する」のトレーニングの中から「数える」「写す」「見つける」「想像する」の4つのワークを行なっています。
 
まだ習っていない漢字や熟語も出てきますが子どもたちはそんなことは全く気にせずにどんどん取り組んでいます。
 
①数える(数感覚や注意・集中力、早く処理する力、計画力を養っていきます)
●漢字まとめ・・・ある漢字を決められた数だけまるで囲むことで数感覚を養います。数を効率よく数えたりする力や、繰り上がり・繰り下がりの計算の理解の種を育てます。
●漢字かぞえ・・・ある決まった漢字の数を数えながら漢字にチェックをします。注意深く正確に数えることで集中力を刺激します。
●漢字算・・・一桁+一桁の足し算の計算問題とセットになった文章があり、その中にある言葉を漢字になおし、計算の答えと一緒に記憶し、計算の解答欄に対応する漢字を書きます。短期記憶の力や転記ミスを減らす力を養います。
●漢字つなぎ・・・たて、よこ、ななめで隣り合った2つの漢字の中で、二字熟語になるものをまるでかこみ解答欄に書きます。答えを効率よく探すことで、ものを数える際に必要な、処理するスピード、計画力を向上させます。
 
②写す(漢字の基礎ともなる正確に認識する力を養います)
●点つなぎ・・・見本の漢字を見ながら、下の枠に直線を追加して見本の漢字と同じになるように完成させます。基本的な図形の認識や漢字を覚えるための基礎的な力を養います。
●くるくる文字・・・上にある回転した漢字を見ながら、下に正しい方向に直して写します。角度が変わっても同じ形であることを認識する力、位置関係を考えながら写す論理的思考、心的回転の力を養います。
●鏡・水面文字・・・鏡と水面に映った漢字を見て、正しい漢字に書き直してもらいます。鏡像や水面像を理解する力、位置関係を理解する力、想像しながら正確に写す力を養います。
 
③見つける(視覚情報を整理する力を養います)
●漢字さがし・・・不規則に並んだ点群の中から提示された漢字を構成する配列を探して線で結びます。黒板を写したりする際に必要な形の恒常性の力を養います。
●かさなり漢字・・・提示された漢字をつくるのに使われない部品を複数の中から一つ選びます。あるまとまった形の中から一部の形を抽出していくことで、形の構成を理解する力など図形思考を養います。
●違いはどこ?・・・2枚の絵の違いを見つけていきます。2枚の違いを考えることで、視覚情報の共通点や相違点を把握する力や観察力を養います。
●回転漢字・・・左右にバラバラに回転して並べられた漢字の部品を線でつないで正しい漢字を作ります。形を心の中で回転させ、正しい組み合わせを見つけていくことで図形の方向弁別や方向の類同視の力を養っていきます。
 
④想像する(見えないものを想像する力を養います)
●スタンプ文字・・・提示されたスタンプを紙に押したとき、どのような模様になるかを想像します。ある視覚情報から他の情報を想像するというトレーニングを通して、見えないものを想像する力や論理性を養います。
●心で回転・・・自分から見える机の上に置かれた漢字は周りからどのように見えるかを想像します。対象物を違った方向から見たらどう見えるかを想像することで、心的回転の力や、相手の立場になって考える力を養います。
 
以上のワークを行うのですが、子どもによって得意なものが違いお互います。それが刺激になるようで、ゲーム感覚で楽しみながら取り組んでいます。
 
 
 
 
 


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