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SS教室新着情報&ブログ その他: 2019年6月アーカイブ

自分の周りの自然に目を向けよう

●梅雨だからこそ自分の周りの自然に目を向けよう
 
昨日は二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」でした。芒種とは稲などの穂のなる穀物の種を蒔く頃という意味で、農作業が忙しくなる頃です。そして、今日6月7日、気象庁は関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。


暦(雑節)の「入梅」は芒種以降の最初の壬(みずのえ)の日、立春から135日目などとされていました。だいたい暦の上での入梅は毎年6月10日、11日頃ということになるので、今年はほぼ暦通りと言えるのではないでしょうか。


二十四節気は半月ごとの季節の変化を示す指針ですが、これを更に5日ごとに分け、天気や動植物の変化を知らせるのが七十二侯(しちじゅうにこう)です。今はちょうど動植物の動きから「蟷螂生(かまきりしょうず)」になります。ちょうどカマキリが生まれる頃という意味ですね。続いて「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」そして「梅子黄(うめのみきばむ)」となり、二十四節気の「夏至(げし)」になっていきます。

 
四街道市は住宅街も開けていますが、少し足をのばすと田んぼや畑を抱いた里山の風景が広がっています。そんな中を「そろそろ蟷螂生だから虫の活動が活発になる頃だな」「腐った草が蛍になるってどういうこと?(四街道市には蛍を観察できる場所がいくつかあります)」とか「青梅だった梅が次第に黄色味を帯びてきたな」など考えながら歩くと楽しいと思います。七十二候は里山の観察ポイントも教えてくれます。


国語で二十四節気を覚えましょうとか理科で蟷螂など虫の生態や体の作りを勉強して暗記したとしても、それは単なる知識として記憶のどこかにしまわれてしまい、活きた知識とはならないでしょう。ましてやテストに出るから覚えるなど、寂しいことだと思いませんか。せっかくこの自然豊かな環境にいるのですから、少しだけ自分の周りに目を向けて、今の時期は街路樹はどうなっているのかな、道路の脇の植え込みの花はどんな感じだろうと観察してみてください。きっとその経験は活きた経験としてあなたの人生を豊かなものにしてくれるでしょう。

 
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