HOME > SS教室新着情報&ブログ > 教育のこと > プログラミング教育ってなんだろう

SS教室新着情報&ブログ

< 偏差値を10あげる勉強法~テストを上手に利用しよう~  |  一覧へ戻る  |  平成33(2021)年度千葉県公立高校入試の選抜方法について >

プログラミング教育ってなんだろう

2020年から小学校で必修化される「プログラミング教育」ってよく耳にしますよね。
「プログラミングってコンピュータの勉強でしょ」って思っている方多いのではないでしょうか。
他にも「なんで子供に学ばせるの」とか「学ぶメリットは何だろう」などと思う方もいらっしゃる
でしょう。
 
そもそもプログラムって何でしょう
演奏会や運動会で見かけますよね。プログラムとは「プロ=あらかじめ」「グラム=書かれたもの」
という語源から分かるように、何か行われることを順番に書き出す作業(書き出したもの)」をい
います。簡単に言うと、「こうしたら」→「こうなる」という仕組みがプログラムです。
 
「右足出して」→「左足出すと」→「歩ける」 (^^♪「あたりまえ体操」ってありましたよね。
 
「歩きたい」という目的があって、そのためには何をどの順序でやれば良いかを考える。歩くためには
「右足を前に出す」次に「左足を前に出す」そして「それを繰り返す」。これがプログラムです。
 
文部科学省は「プログラミング教育」で子どもたちに「プログラミング思考」を身につけさせることが
目的であると言っています。「プログラミング思考」=「あたりまえ体操」です。やりたいことがあ
って、
そのためには何をどの順番でおこなうと良いのかを考える」力をつけることが目的ということで
すね。パソコンを使うスキルを養うとかパソコンを使ってロボットやゲームのキャラクターを動かすの
は「プログラミング思考」の手段であって目的ではないということですね。
 
プログラミング思考を可視化するツールとして「フローチャート」があります。
フローチャートとは処理の開始から終了までの流れを図示したものです。
例えば、「歩く」という一連のプロセスを可視化すると「処理開始→右足を出す→左足を出す→前に進
む→処理終了」となります。
 
フローチャートは、私たちが日常に行なっている(頭の中で処理している)ことを可視化するツールです。
例えば、
●「処理開始→冷蔵庫から卵を出す→フライパンを温める→脂をひく→卵を割り落とす→目玉焼きを皿に移
 す→処理終了」
 
●「処理開始→因数分解→共通因数があるか→共通因数を取り出す→どの乗法公式が使えるか→因数分解→
 処理終了」
 
●「処理開始→単語に分ける→自立語か付属語か切り分ける→活用するのかしないのか切り分ける→言い切
 りの形が何になるか→動詞→処理終了」
 
●「処理開始→音読する→キーワードを見つける→結論を見つける→キーワード+結論で要旨をまとめる→
 修飾部分の係り受けを確認する→要約する→処理終了」
 
フローチャートを書いてみることは客観的に自分の思考過程を見つめ、論理的に筋道を作ることにつながり
ます。文部科学省のいう「プログラミング思考を身につける」とはこの自分の思考を客観的・論理的に見
つめる力をつけること」
なのです。
 

秀英ゼミナールSS教室はがんばるきみたちを応援しています

~ひとりひとりにやさしい 秀英ゼミナールSS教室~

カテゴリ:

< 偏差値を10あげる勉強法~テストを上手に利用しよう~  |  一覧へ戻る  |  平成33(2021)年度千葉県公立高校入試の選抜方法について >

このページのトップへ