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SS教室新着情報&ブログ 偏差値を10あげる勉強法の最近のブログ記事

テストで失敗している人の勉強法

定期テストで失敗している人の勉強法
 
①ながら勉強をしている
音楽を聴きながら勉強するとなんとなく勉強がはかどるような気がしますよね。でもそれって音楽を聴きたいだけではないですか?好きな音楽を聴いていると耳も頭も音楽がメインになってしまって、勉強のことはあまり入ってきません。音楽を聴くのは休み時間に気分転換をする時にしましょう。
 
②ノートまとめに時間をかけている
テスト対策期間が始まると教科書をノートにまとめようとする人がいます。でもそれ、本当に大事なところなの?まとめノートを作ることが目的になっていませんか。勉強は、覚えることと練習することの2つで成り立っています。テスト前は練習することに重点を置いた勉強をお勧めします。
 
③語句を書くだけ勉強になっている
暗記したい語句、漢字、英単語、ノートが真っ黒になるまで何回も書いて覚える子がいます。暗記の方法として決して間違いではないのですが、ついつい自分が書いたものを書き写すだけのただの作業になってしまいがちです。暗記のために書くのは10回くらいにして、自分でテストをして確認する、「書く」+「確認テスト」の繰り返しをお勧めします。
 
④ 調べながらワークや問題集を解いている
ワークや問題集を解く時に、教科書や参考書・辞書を横に広げて調べながら解いていませんか?それは、空欄を埋めるだけの作業です。作業が終わっても記憶にはほとんど残っていないのでテストの時に力にはなりません。教科書や参考書に目を通すのはワークや問題集を解く前か答え合わせの後にするのがお勧めです。覚えるなら覚える、解くなら解く!しっかり区別しましょう。
 
⑤解いたら解きっぱなし勉強になっている
ワークや問題集を解いて答え合わせをした時に、空欄や間違えた問題のところに赤で正解を上書きしておしまいにしていませんか?書けなかったもの、間違えたものがはっきりして初めて勉強が始まるのです。解説を読み、質問をして、理解をしてからもう一度同じ問題を解いてみる。この繰り返しが大事なのです。
 
⑥深夜まで勉強をしている
普段あまり計画的に学習ができていない人ほどテスト前に夜遅くまで勉強しようとします。でもこれ、やった気になるだけであまり力になってはいません。同じ睡眠時間を削るのなら早く寝て早起きをしたほうがよっぽど良いです。しかし、テストで結果を出している人ほどしっかりと睡眠もとっています。普段から計画的な学習と規則的な生活を心がけるようにしましょう
 
⑦そもそも勉強時間を確保していない
テスト勉強をするには1科目1時間勉強したとしても5科目で5時間かかります。当然テスト勉強が1科目1時間で終わるわけはありません。ワークや問題集を2〜3回解く、暗記ものをしっかり覚えるといった事をするとなると2〜3週間で55時間は学習時間を確保する必要があります。それだけの時間準備できていますか?



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♯定期テストの勉強法 ♯中学生の勉強法 ♯偏差値を10あげる勉強法 ♯子供が自立して学習するようになる勉強法 

テストで結果を出している人の勉強法

●定期テストで結果を出している人の勉強法
 
①普段の学校の授業を大切にしている
朝練・放課後の部活・塾や習い事となにかと忙しい中学生。ついつい授業中に眠くなってしまったり、集中できなくなったりしていませんか?
定期テストは学校で習ったことがどのくらい理解できているかを測るものです。そして、やらなくてはいけない勉強は学習内容を理解することと練習することの2本立てです。学校で習うことは学校で解決できれば、練習にたくさん時間をまわせます。
 
②学校のワークを何回も解いている
学校のワークや問題集は2回目からが本番です。1回目はざっと範囲を見渡して今の自分が解ける問題と解けない問題に仕分けをします。2回目からは「解けなかった」を「解ける」ようにする。3回目は2回目に「解けなかった」を「解ける」にする。この繰り返しが大切です。
 
③2〜3週間前からテスト対策を始めている
テスト対策勉強のメインは、学校のワークや問題集を何度も解いて「出来なかった」を「できる」にすることです。前回のテスト範囲、今学校でやっていることを参考にして早めからスタートすると時間に余裕を持って取り組むことができます。
 
④ワークや問題集は何も見ずに解いている
学校のワークや問題を解く時につい教科書や資料集を見たり、参考書を開いたり、友達に聞いてしまったりしていませんか。1回目にワークや問題集を解くのは「解けない問題」と「解ける問題」を仕分けするためです。調べたり、聞いてしまっていては正確な仕分けはできません。また2回目以降も真剣勝負をしないと「出来なかった」を「出来る」にすることはできません。教科書や参考書を見るのはワークを解く前にしましょう。
 
できなかった問題は解説を読んだり質問したりして必ず解決してい
ワークや問題集を解いて答え合わせをする時に答えを書き込んでしまう人がいます。答えを書き込むと2回目、3回目ができなくなると同時に、答えがわかってしまうのでなんとなく分かった気になってしまいます。分かった気になるのではなく「分かる」ためには必ず解説を読んで直すようにしましょう。解説を読んでもわからなかったら先生に質問して解決しましょう。
 
⑥暗記する時にはノートを使い、必ず自分でテストをして確認している
漢字や英単語、理科や社会の用語など暗記しなくてはいけないものって沢山ありますよね。ついついい黙って教科書と睨めっことか何度もノートに書く作業になっていませんか。教科書と睨めっこして何度も読んでもなかなか定着はしません。ノートに書くのもついつい自分の書いたものをふたたび写すコピー作業になってしまっていて記憶に定着させるのは難しいのです。記憶に定着させるのには必ず自分で確認テストをすることです。そこでバツになったものを集めて再テストをすることで実力につながります。
 
⑦スマホは手が届くところに置かない
スマートホンは今や生活に不可欠なものになりつつありますが、中学生が主に使っている機能は何でしょうか。おそらく友達と連絡を取り合ったり、動画をみたり、ゲームをすることが主な使い方ではないでしょうか。それ、テスト勉強の時に要りますか?ついつい手にとってしまうと時間を忘れてしまうのがスマホです。勉強の時には手の届かないところにしまっておきましょう。
 
⑧夜遅くまで勉強をしないで、12時までには寝ている
テストの時には気合が入って夜遅くまで勉強をしようとする人がいます。また、自分の課題に追い込まれて夜遅くまで起きて解決しようとする人がいますが、夜遅くまで勉強するのはかえって頭が働かなく逆効果です。夜は12時までに寝るようにして、時間を作るのは朝にしましょう。また、普段から自分の課題(できない・わかってないこと)にきちんと向き合っている人は、直前になって焦らずに準備ができています。



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定期テスト対策勉強の意味

四街道中学校の第1回定期テストが終わりました。秀英ゼミナールSS教室ではテスト対策55時間チャレンジを実施し、
平日は3時間土・日は5時間の勉強時間(平日が10日×3時間=30時間、土日が4日×5時間=20時間、テスト当日の朝練で5時間の55時間)を確保して、「テストに向けてきちんと準備をしよう」を目標にみんなが頑張りました。
学校の行事や部活・習い事などで忙しい中みんな本当によく頑張ったと思います。


さて、このみんなが頑張ったテスト対策勉強の意味とはなんでしょう。
「テストの点数を上げるため」「成績のため」・・・確かにそういう面もあります。私たちも前回よりも良い点数をとらせてあげたいといつも考えてテスト対策を行なっています。しかし、「テストの点数を上げるため」といってもその時、その時のテストの難易度によって点数は上下してしまいます。
また「成績のため」といっても、千葉県教育委員会から発表される学校別の学習成績分布表とテストの教科別得点分布グラフを比較していくと、主要教科でも科目によっては60点以上とっていれば5か4の成績を取れてしまうという現状があります。
つまりテスト勉強で一番大事なのはそこではないということです。


テスト勉強の一番の意味は、自分にとって最も力を発揮できる勉強のやりかたを見つけること、どれだけ自分を追い込めるのかを試すことです。
もちろん対策が上手くいったから点数が上がった・成績が上がったという成功体験をさせてあげることも大事ですが。受験本番の時期になったときに、どのやり方が一番実力を伸ばせるのか、より良い進路選択ができるように1年に4回ある定期テストの対策を通じて試行錯誤を繰り返して自分にとってのベストの勉強法を見つけることにあるのです。


テスト対策勉強は今回の1回で終わるわけではありません。
自分の中でうまくいったスケジュールの組み立て、勉強法が見つかった事だろうと思います。また反対に今回はうまくいかなかったことも色々出てきただろうと思います。次のテスト対策に向けて良かったところは継続して、うまくいかなかったことはどうすれば改善できるかいっしょに考えていきましょう。
今回のテスト対策も中学生の皆さん本当に頑張っていました。場合によっては「こんなに長い時間勉強してこの結果?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、最初から効率よくきちんと課題をこなせる子どもはほとんどいません。保護者の方も結果だけに注目した声がけではなく、ひとまず我が子の頑張りを認めて褒めてあげてください。そして、さらに良くするためにはどうすればいいかという話をしていただけたら、きっと次回も皆さんまた頑張れると思います。


 
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定期テスト対策勉強のやりかた~ワークは3回やろう~

テスト勉強はやりかたが重要です。
 
特に学校で渡されているワーク類は、そこから出題されることも多いですし、テスト後に提出を義務付けられてもいますよね。ですからテスト勉強でいかにワーク類を使って勉強するかがテスト対策のポイントとなります。
(テスト直前にほとんど答えの丸写しになってしまうようなやり方は時間的にも労力もただのムダですのでやめておきましょう)
 
テスト前にワークは3回やりましょう。

ただし、単にワークを3回やってもあまり意味がありません。
1回目、2回目、3回目にはそれぞれ意味があるのでそこを意識してやりましょう。


1回目はできる問題とできない問題を仕分けするためにやります。
ですから、いちいち出来ない問題を調べたり、質問したり、覚えたりする必要はありません。
とにかくテスト範囲全体を見渡して現時点で解ける問題はしっかり解く、ちょっと考えてもわからない問題は印をつけてとばすという作業をしていきます。
そして答えあわせも、間違えた問題を直す必要はありません。機械的にマル・バツをつけていきましょう。
この第1回目の作業はあまり時間をかけずにさっさと済ませましょう。
(目安は2〜3日)


次に2回目です。2回目は1回目で手が出せなかった問題、答えあわせをしたらバツだった問題(勘で答えたらたまたまあっていた問題)を中心にやります。
ここでは、ミスであれば丁寧に解き直しを、手を出せなかったものは質問したり調べたり解説を読んでやり直したり、また暗記ができていなかったものは暗記をします。
テスト勉強で一番大切なのは「出来なかったものを出来るようにする」ですから、この第2回目がとても大切な作業になります。
(目安4〜5日)


3回目は1回目で解けた問題、2回目で出来るようになった問題を確認するための回です。
出来るだけスピーディに確認テストのつもりで解いていきましょう。
さらにここで出たバツは自分の弱点なので直前までに重点的にやり直すと良いでしょう。
(目安3〜4日)
 
そして、テストまでに残った日程で塾のテキストの解き直しや、テスト対策プリントを利用しての実践練習を積み重ねましょう。



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偏差値を10上げる勉強法~国語の勉強法・説明的文章④~

●「通読」したら、文章の仕組みを考える。キーワードを矢印でつなぐ。

 
文章を読む上では、後から整理をしやすいように傍線を引くのが良いと思います。大事なところには線を引こう」とよく言われますが、線の引き方もルールを決めておくと作業がしやすくなります。
 
 
例)(線)・・・強く伝えたいところ(主張)に引きます。
    (囲い)・・・キーワード(話題)や接続語を囲みます。
    (スラッシュ)・・・文節や文、段落を区切る時に使います。
    (かっこ)・・・文や文章の塊をまとめ、整理する時に使います。
 

「大事なところに線を引く」という意識よりも文を整理して自分の頭に入りやすくする」を意識して線を引く習慣をつけたほうが良いと思います。

 
また、線引きをして文が整理されたら、文章の仕組みを考えるために矢印(→)や等号(=)などを活用して文章構造の見える化を目指しましょう。基本的には文章に出てきた順に矢印で繋げていけば見える化できます。「なぜなら」「だから」などの言葉を矢印に補うこともわかりやすくする方法です。等号(=)は言い換えの表現や繰り返しの表現に使います。
 
このように矢印や等号を使って、短い文を(つながりをはっきりさせた上で)結んでいく作業が「読解」なのです。まとめる時には「具体例」はどこで、何を具体例で説明していたかを確認する程度で良いので、入れる必要はありません。
 
 
 
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偏差値を10上げる勉強法~国語の勉強法・説明的文章③~

〇説明的文章の読解

「具体例」を見つけて何の例かを考える。書かれていることの「理由(根拠)」を探す。
 
繰り返しになりますが、説明的文章は筆者が出してきた話題についての主張それを補強するための具体例理由(根拠)説明を用いて相手に伝える文です
 
筆者の主張をわかりやすくするために、実際の出来事を取り上げて説明した部分を「具体例」と言います。「具体例」を見つけたら「何を説明するための例か」ということを考えましょう。また、具体例には必ず「どこから」「どこまで」を意識して「/」などを入れる習慣をつけると良いでしょう。
 
ただ、「具体例」は、そこで使われている言葉になじみがないこともあります。聞いたことのないような品物や事がらが使われることもあるからです。そのような時には、一つ一つの細かい内容は気にせずに「まとめ」の部分が出て来るまで読み進めてしまって構いません。
 
筆者の最も言いたい部分は結論です。その結論への筋道を作るのが「理由(根拠)」です。文章の流れをつかむためには理由(根拠)を示す言葉「だから(から)」を探すことが大切です。文中に「だから(から)」を見つけたら印を入れる習慣をつけましょう。(「だから(から)」のほかに「ので」「のは」「なぜなら」も理由(根拠)を探すのに大事な言葉です)
 
説明的文章を通読・読解するには、これまで説明してきた「話題」「結論」「具体例」「理由」の4つを意識しながら文章を短くまとめて捉えることが大切です。要約する際には例えば、「話題」は「具体例」のように「理由」だから「結論」であるというような形にまとめられると良いでしょう。


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偏差値を10上げる勉強法~国語の勉強法・説明的文章②~

〇説明的文章の読解

「話題」は繰り返し述べられる。「結論」は初めか終わりにまとめとして述べられる。

説明的文章は筆者が出してきた話題についての主張を、それを補強するための具体例や理由(根拠)説明を用いて相手に伝える文です。
 
説明的文章の中で、「何について」にあたるものを「話題」と言います。「話題」を見つけるには、「繰り返し出てくる表現」「似た意味を持つ表現」「言い換えをしている表現」に注目することが必要です。繰り返し出てくる表現が何に関する言葉(表現)なのかをつかめば、その文章の「話題」が何なのかはわかります。
 
問題の文章を読むときには「話題」を示している表現をまるで囲むなどの作業をしながら読むと問題の文章を視覚的に整理するのに役立ちます。
 
その話題について筆者が伝えたいことを述べている部分を「結論」と言います。文の構造によって、先に結論を述べてから説明をする方法(頭括)、先に理由や具体例を出してまとめる(結論)方法(尾括)、最初に主張を出しておいて途中で説明をし、最後にまとめる方法(双括)などがあります。
 
いずれにしても筆者の主張として大事な部分は初めか終わりに来ることがほとんどです。「結論」としてはっきりとした一文が見つからない時も、最初と最後の段落についてはよく読み直してみることが大事です。また、「結論」は筆者が主題に対して「読者に何をしてほしいか」を考えると、内容がわかりやすくなります。
 
先に挙げた「話題」に対して「結論」としてなんと言っているのかということを線で結びつけていく事により、筆者の論の流れや主張が整理されていきます。
 
また、「話題」「結論」を結び付けた文を骨組みとして文をまとめていくことで本文の「要約」が簡単に書くことができます。本文を要約して筆者の主張内容をしっかりと理解ができ、本文の構造がわかれば設問に答えることが楽になります。
 
「話題」「結論」のチェックと「要約」を習慣にして筆者の主張を理解する練習をいていきましょう。
 
 
 
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国語の力をつけるための3つのトレーニング方法

国語の力をつけるために「視写・聴写・暗写」を活用しよう
 
「視写・聴写・暗写」という言葉を初めて聞いた方もいるかもしれませんが、実は、明治の末期には国語の指導書に「視写」や「聴写」と思われる内容が出てきており、相当古い年代から行われてきた国語の学習法の一つだということがわかります。

 
視写とは文章を見ながら白紙にその文章を書き写すことです。昔から文章上達には名文を書き写すことだとか繰り返し音読することだなどとよく言われます。新聞のコラムを書き写す勉強法はよく聞きますし、最近ではその練習用のノートを新聞社で出していたりします。
 
言い回しや構文を確かな記憶に留めるために、また文章を味わうために視写をすると、文章上達に効果を発揮するだけでなく、音声表現にも効果を発揮します。また、視写をすることで、文章の細かいところにまで気がつくことができ、内容理解が深くなります。長い文章の中でも、複雑な構文箇所や段落箇所などを視写するだけでも効果があります。同時に語彙の数を増やす効果も期待ができるのが視写です。

 
聴写とは誰かが読み上げた文章を聴いて白紙にその文章を書き写すことです。勉強でも仕事でも「メモを取る力」が大切だということはよく言われることです。授業のノートもそうですが、書かれてあることを書き写すだけではなかなか頭には入ってきません。言葉で説明されていることをどれだけメモを取れるのか、どれだけわかりやすく書き取れるのかという力は学校だけでなく社会に出てからも必要なスキルです。
 
聴写では、聴いたこと(音声)を書き取っていくわけですから、聴いてから書くまでのタイムラグが起きます。その間いわゆる短期記憶を使って頭の中にデータをストックして書き出すことになります。これが短期記憶をする練習やその記憶をすぐにアウトプットする練習になります。また、漢字仮名交じり文を書くためには同音異字などの知識や漢字の使い方、前後の文脈から正しい漢字を見つける力などが必要になります。また、傾聴する力がつくことも期待できます。

 
暗写とは読んだ文章や聴いた文章を何も見ないで白紙に書き写すことです。暗写は、まず短期記憶にデータをインプットする作業から始まります。一度にたくさん覚えてそれをアウトプットすることにより脳に負荷が与えられ脳の働きを著しく高める効果があると言われています。きちんと書くために細かいところにまで気を使って暗記をすることにより文章に丁寧に接することができます。いい加減に、大雑把に読んでいることが文意の把握を困難にしていた人にとっては、文意をしっかり把握できただけで問題を解くことが楽になることでしょう。
 
暗写は、適度な文章をメモを取らずに集中して聞き(場合によっては繰り返しをいれてもよい)、その後に書き出す方法と、時間を決めて文章をじっくり読み、その後に書き出す方法があります。1人で学習する場合は後者の方法でしょうか。例えば、1分間にできるだけたくさんの文字を記憶して書くという作業を繰り返し行い、毎回何文字正確に書けたかを計測していくと、日を追うごとに文字数がのびていき自分でも脳が活性化をしているという実感が持てるのではないでしょうか。また、文字数をカウントすることにより友達と競ったりしてゲーム感覚で楽しむこともできます。

 
視写・聴写・暗写のトレーニングはどれも短時間で行えるものばかりです。毎日時間を決めてトレーニングをすることにより、より丁寧な「読み」ができるようになりましょう。
 
 
 
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偏差値を10上げる勉強法~国語の勉強法・説明的文章①~

〇説明的文章の読解

「まとめて読んで後で考える」「わかるところをつなげて全体を見抜く」

国語の問題を解くときには、まず文章全体の流れをつかんでから取りかかるのが良いでしょう。文章を通しで読む事を「通読」と言います。通読には2つの方法があります。1つは「音読」、もう一つは「黙読」です。

国語の勉強で「音読」はとても大事なポイントになります。なぜかというと音読では、読めない字やわからない言葉を避けて通ることができないからです。また、言葉の区切り方(文節や単語など)や段落の区切りを意識しないと読めないというのも音読の効果です。

そうすると、「読めない字やわからない言葉は辞書を引く」という習慣につながりますし、言葉の区切りを意識するようになると、文の構造や文章の構造を理解しやすくなります。

ただ、いつもいつも音読をするわけにもいけません。そこで「黙読」が必要になってくるのですが、これにも実はテクニックがあります。ただ何となく文字を追って黙読すると、読めない字を適当にしてしまったり、言葉の区切りを間違えてしまったり、わからない言葉をそのままにしてしまいがちです。そんな時に意識するのが「ボリューム0の音読」です。音読をするのですが、音は外に出さないという意識で読むことが効果的な「黙読」になります。

「通読」をするときには、初めから本文中に色々な線を引いたり、書き込みを入れたりしなくても構いません。通読の時はあくまでも「全体をつかむこと」を目的として、わからない言葉、読めなかった漢字に印をつける程度で読むようにしましょう。

「通読」の時に単語を一つ一つ丁寧に読んでいくとかえって全体がつかみにくくなります。勉強の時には時間をかけてしっかり読む事も必要ですが、最終的には音読の2倍程度の速度で読めないと問題を解く時間がとれません。手早く読んで内容もきちんと抑えるには「と」「て」「に」「を」「は」などの「つながりの働きを持つ言葉(助詞)に目をつけることがポイントになります。(他にも「しかし」「だから」などの接続詞、指示語(こそあど言葉)などが、つながりを意識する目印です)

「音読」・「通読」で文章の全体像をしっかりとらえられるように練習しましょう。


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偏差値を10上げる勉強法~良いことばの影響を受けよう~

言霊という言葉を知っていますか?
私たちの祖先は、自然界のあらゆるものには霊魂や精霊が宿り、全ての現象がその精霊の意思や働きによるものだと信じてきました。この考え方をアニミズムと言います。

このアニミズムの考え方では言葉が重視されました。古代の日本人は言葉に霊的な力が宿っていると信じていたのです。言葉とは(言葉に宿る)不思議な霊の力であり、その力が働いて言葉通りの事象が起きると信じられていたのです。この考え方が言霊の思想です。
良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起きるとされていたので、結婚式などで意識される「忌み言葉」なども言霊思想から生まれたものです。

万葉集に、山上憶良が遣唐大使へ

「神代より  言ひ伝て来らく  そらみつ  大和の国は  皇神の  厳しき国  言霊の  幸はふ国と  語り継ぎ  言ひ継がひけり」と贈った歌が残っています。

山上憶良は、この国は「言霊のさきはふ国」だと言っているのです。

こういう話をしていると「昔の話でしょ」と思う人もいるかもしれません。

でも実は私たちの日本人の心の奥底にこの言霊思想はしっかりと根付いているのです。

みなさんが楽しみにしている体育祭の前日に誰かが「明日雨降ったりて」なんて言うと、「縁起でもないこと言うなよ」って言いますよね。もし本当に雨が降ったら「あいつがあんなこと言うから」なんて言ったりします。実際にはその人の発言と天気にはなんの関係もないってわかっているのに、あたかも言葉と現象が結びついているかのようなことを言ったりするのは心の奥底の意識しない部分に言霊の思想が結びついているからなのです。

さて、今私たちが暮らしている日本は「言霊のさきはふ国」で、私たちは心のおくそこで知らず知らずのうちに言霊思想の影響を受けています。普段の生活の中で「無理」「難しい」「わからない」「不得意」などの言葉を発していませんか。その何の気なしに発しているネガティブな言葉(言霊)の影響をみなさんは受けていることになります。ネガティブな言葉を自分自身で発しながらポジティブに生活をすることは難しですよね。

当塾の生徒たちは「できない」「苦手」を「まだまだ伸びしろがある」と言ったり、「(消しゴムなどが)落ちた」を「(重力に)引っ張られた」って言った方が良いのではないかと言葉の遊びをしながら前向きに問題に取り組んでいます。

ネガティブな言葉が出そうになってもなるべくポジティブな言葉に変換して、良い言霊の影響下に自分を置くようにすると、勉強に向き合う姿勢も気持ちにも変化が出てきますよ。



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