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偏差値を10上げる勉強法~国語の勉強法・説明的文章②~

〇説明的文章の読解

「話題」は繰り返し述べられる。「結論」は初めか終わりにまとめとして述べられる。

説明的文章は筆者が出してきた話題についての主張を、それを補強するための具体例や理由(根拠)説明を用いて相手に伝える文です。
 
説明的文章の中で、「何について」にあたるものを「話題」と言います。「話題」を見つけるには、「繰り返し出てくる表現」「似た意味を持つ表現」「言い換えをしている表現」に注目することが必要です。繰り返し出てくる表現が何に関する言葉(表現)なのかをつかめば、その文章の「話題」が何なのかはわかります。
 
問題の文章を読むときには「話題」を示している表現をまるで囲むなどの作業をしながら読むと問題の文章を視覚的に整理するのに役立ちます。
 
その話題について筆者が伝えたいことを述べている部分を「結論」と言います。文の構造によって、先に結論を述べてから説明をする方法(頭括)、先に理由や具体例を出してまとめる(結論)方法(尾括)、最初に主張を出しておいて途中で説明をし、最後にまとめる方法(双括)などがあります。
 
いずれにしても筆者の主張として大事な部分は初めか終わりに来ることがほとんどです。「結論」としてはっきりとした一文が見つからない時も、最初と最後の段落についてはよく読み直してみることが大事です。また、「結論」は筆者が主題に対して「読者に何をしてほしいか」を考えると、内容がわかりやすくなります。
 
先に挙げた「話題」に対して「結論」としてなんと言っているのかということを線で結びつけていく事により、筆者の論の流れや主張が整理されていきます。
 
また、「話題」「結論」を結び付けた文を骨組みとして文をまとめていくことで本文の「要約」が簡単に書くことができます。本文を要約して筆者の主張内容をしっかりと理解ができ、本文の構造がわかれば設問に答えることが楽になります。
 
「話題」「結論」のチェックと「要約」を習慣にして筆者の主張を理解する練習をいていきましょう。
 
 
 
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偏差値を10上げる勉強法~国語の勉強法・説明的文章③~

〇説明的文章の読解

「具体例」を見つけて何の例かを考える。書かれていることの「理由(根拠)」を探す。
 
繰り返しになりますが、説明的文章は筆者が出してきた話題についての主張それを補強するための具体例理由(根拠)説明を用いて相手に伝える文です
 
筆者の主張をわかりやすくするために、実際の出来事を取り上げて説明した部分を「具体例」と言います。「具体例」を見つけたら「何を説明するための例か」ということを考えましょう。また、具体例には必ず「どこから」「どこまで」を意識して「/」などを入れる習慣をつけると良いでしょう。
 
ただ、「具体例」は、そこで使われている言葉になじみがないこともあります。聞いたことのないような品物や事がらが使われることもあるからです。そのような時には、一つ一つの細かい内容は気にせずに「まとめ」の部分が出て来るまで読み進めてしまって構いません。
 
筆者の最も言いたい部分は結論です。その結論への筋道を作るのが「理由(根拠)」です。文章の流れをつかむためには理由(根拠)を示す言葉「だから(から)」を探すことが大切です。文中に「だから(から)」を見つけたら印を入れる習慣をつけましょう。(「だから(から)」のほかに「ので」「のは」「なぜなら」も理由(根拠)を探すのに大事な言葉です)
 
説明的文章を通読・読解するには、これまで説明してきた「話題」「結論」「具体例」「理由」の4つを意識しながら文章を短くまとめて捉えることが大切です。要約する際には例えば、「話題」は「具体例」のように「理由」だから「結論」であるというような形にまとめられると良いでしょう。


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国語の力をつけるための3つのトレーニング方法

国語の力をつけるために「視写・聴写・暗写」を活用しよう
 
「視写・聴写・暗写」という言葉を初めて聞いた方もいるかもしれませんが、実は、明治の末期には国語の指導書に「視写」や「聴写」と思われる内容が出てきており、相当古い年代から行われてきた国語の学習法の一つだということがわかります。

 
視写とは文章を見ながら白紙にその文章を書き写すことです。昔から文章上達には名文を書き写すことだとか繰り返し音読することだなどとよく言われます。新聞のコラムを書き写す勉強法はよく聞きますし、最近ではその練習用のノートを新聞社で出していたりします。
 
言い回しや構文を確かな記憶に留めるために、また文章を味わうために視写をすると、文章上達に効果を発揮するだけでなく、音声表現にも効果を発揮します。また、視写をすることで、文章の細かいところにまで気がつくことができ、内容理解が深くなります。長い文章の中でも、複雑な構文箇所や段落箇所などを視写するだけでも効果があります。同時に語彙の数を増やす効果も期待ができるのが視写です。

 
聴写とは誰かが読み上げた文章を聴いて白紙にその文章を書き写すことです。勉強でも仕事でも「メモを取る力」が大切だということはよく言われることです。授業のノートもそうですが、書かれてあることを書き写すだけではなかなか頭には入ってきません。言葉で説明されていることをどれだけメモを取れるのか、どれだけわかりやすく書き取れるのかという力は学校だけでなく社会に出てからも必要なスキルです。
 
聴写では、聴いたこと(音声)を書き取っていくわけですから、聴いてから書くまでのタイムラグが起きます。その間いわゆる短期記憶を使って頭の中にデータをストックして書き出すことになります。これが短期記憶をする練習やその記憶をすぐにアウトプットする練習になります。また、漢字仮名交じり文を書くためには同音異字などの知識や漢字の使い方、前後の文脈から正しい漢字を見つける力などが必要になります。また、傾聴する力がつくことも期待できます。

 
暗写とは読んだ文章や聴いた文章を何も見ないで白紙に書き写すことです。暗写は、まず短期記憶にデータをインプットする作業から始まります。一度にたくさん覚えてそれをアウトプットすることにより脳に負荷が与えられ脳の働きを著しく高める効果があると言われています。きちんと書くために細かいところにまで気を使って暗記をすることにより文章に丁寧に接することができます。いい加減に、大雑把に読んでいることが文意の把握を困難にしていた人にとっては、文意をしっかり把握できただけで問題を解くことが楽になることでしょう。
 
暗写は、適度な文章をメモを取らずに集中して聞き(場合によっては繰り返しをいれてもよい)、その後に書き出す方法と、時間を決めて文章をじっくり読み、その後に書き出す方法があります。1人で学習する場合は後者の方法でしょうか。例えば、1分間にできるだけたくさんの文字を記憶して書くという作業を繰り返し行い、毎回何文字正確に書けたかを計測していくと、日を追うごとに文字数がのびていき自分でも脳が活性化をしているという実感が持てるのではないでしょうか。また、文字数をカウントすることにより友達と競ったりしてゲーム感覚で楽しむこともできます。

 
視写・聴写・暗写のトレーニングはどれも短時間で行えるものばかりです。毎日時間を決めてトレーニングをすることにより、より丁寧な「読み」ができるようになりましょう。
 
 
 
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偏差値を10上げる勉強法~国語の勉強法・説明的文章①~

〇説明的文章の読解

「まとめて読んで後で考える」「わかるところをつなげて全体を見抜く」

国語の問題を解くときには、まず文章全体の流れをつかんでから取りかかるのが良いでしょう。文章を通しで読む事を「通読」と言います。通読には2つの方法があります。1つは「音読」、もう一つは「黙読」です。

国語の勉強で「音読」はとても大事なポイントになります。なぜかというと音読では、読めない字やわからない言葉を避けて通ることができないからです。また、言葉の区切り方(文節や単語など)や段落の区切りを意識しないと読めないというのも音読の効果です。

そうすると、「読めない字やわからない言葉は辞書を引く」という習慣につながりますし、言葉の区切りを意識するようになると、文の構造や文章の構造を理解しやすくなります。

ただ、いつもいつも音読をするわけにもいけません。そこで「黙読」が必要になってくるのですが、これにも実はテクニックがあります。ただ何となく文字を追って黙読すると、読めない字を適当にしてしまったり、言葉の区切りを間違えてしまったり、わからない言葉をそのままにしてしまいがちです。そんな時に意識するのが「ボリューム0の音読」です。音読をするのですが、音は外に出さないという意識で読むことが効果的な「黙読」になります。

「通読」をするときには、初めから本文中に色々な線を引いたり、書き込みを入れたりしなくても構いません。通読の時はあくまでも「全体をつかむこと」を目的として、わからない言葉、読めなかった漢字に印をつける程度で読むようにしましょう。

「通読」の時に単語を一つ一つ丁寧に読んでいくとかえって全体がつかみにくくなります。勉強の時には時間をかけてしっかり読む事も必要ですが、最終的には音読の2倍程度の速度で読めないと問題を解く時間がとれません。手早く読んで内容もきちんと抑えるには「と」「て」「に」「を」「は」などの「つながりの働きを持つ言葉(助詞)に目をつけることがポイントになります。(他にも「しかし」「だから」などの接続詞、指示語(こそあど言葉)などが、つながりを意識する目印です)

「音読」・「通読」で文章の全体像をしっかりとらえられるように練習しましょう。


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偏差値を10上げる勉強法~良いことばの影響を受けよう~

言霊という言葉を知っていますか?
私たちの祖先は、自然界のあらゆるものには霊魂や精霊が宿り、全ての現象がその精霊の意思や働きによるものだと信じてきました。この考え方をアニミズムと言います。

このアニミズムの考え方では言葉が重視されました。古代の日本人は言葉に霊的な力が宿っていると信じていたのです。言葉とは(言葉に宿る)不思議な霊の力であり、その力が働いて言葉通りの事象が起きると信じられていたのです。この考え方が言霊の思想です。
良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起きるとされていたので、結婚式などで意識される「忌み言葉」なども言霊思想から生まれたものです。

万葉集に、山上憶良が遣唐大使へ

「神代より  言ひ伝て来らく  そらみつ  大和の国は  皇神の  厳しき国  言霊の  幸はふ国と  語り継ぎ  言ひ継がひけり」と贈った歌が残っています。

山上憶良は、この国は「言霊のさきはふ国」だと言っているのです。

こういう話をしていると「昔の話でしょ」と思う人もいるかもしれません。

でも実は私たちの日本人の心の奥底にこの言霊思想はしっかりと根付いているのです。

みなさんが楽しみにしている体育祭の前日に誰かが「明日雨降ったりて」なんて言うと、「縁起でもないこと言うなよ」って言いますよね。もし本当に雨が降ったら「あいつがあんなこと言うから」なんて言ったりします。実際にはその人の発言と天気にはなんの関係もないってわかっているのに、あたかも言葉と現象が結びついているかのようなことを言ったりするのは心の奥底の意識しない部分に言霊の思想が結びついているからなのです。

さて、今私たちが暮らしている日本は「言霊のさきはふ国」で、私たちは心のおくそこで知らず知らずのうちに言霊思想の影響を受けています。普段の生活の中で「無理」「難しい」「わからない」「不得意」などの言葉を発していませんか。その何の気なしに発しているネガティブな言葉(言霊)の影響をみなさんは受けていることになります。ネガティブな言葉を自分自身で発しながらポジティブに生活をすることは難しですよね。

当塾の生徒たちは「できない」「苦手」を「まだまだ伸びしろがある」と言ったり、「(消しゴムなどが)落ちた」を「(重力に)引っ張られた」って言った方が良いのではないかと言葉の遊びをしながら前向きに問題に取り組んでいます。

ネガティブな言葉が出そうになってもなるべくポジティブな言葉に変換して、良い言霊の影響下に自分を置くようにすると、勉強に向き合う姿勢も気持ちにも変化が出てきますよ。



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偏差値を10上げる勉強法~アウトプット上手になろう①~

中学3年生は目前に迫った第3回定期テストに向けてテスト対策に余念がありません。
漢字テストや単語テスト、社会や理科の一問一答などお互いに問題を出し合ってチェックをしあったりもしていますが、メインは学校のワークや塾のテキスト、テスト対策プリントです。1回目は「何ができて、何ができないのかを見極める回」2回目は「出来なかったものをできるようにする回」です。このテスト対策の様子を見ていて毎年思うのは、「インプットとアウトプット」のやり方が上手な子は思うような結果が出せていて、上手にできていない子は思うような結果に結び付きにくいということです。


インプットとは脳の中に情報を入れる(入力)することで、アウトプットとは脳の中に入ってきた情報を脳の中で処理をして外に出す(出力)することです。
4技能でいうと、「読む」や「聞く」はインプットで「話す」「書く」がアウトプットになります。教科書を読む、授業や解説を受けるのがインプットでワークや問題集を解く事や、わかったことを友達に説明することはアウトプットです。
 
 
では、インプットとアウトプットどちらが大事でしょうか。本や教科書を読むこと、資料集を調べること、先生に質問することを一生懸命やって、「いろいろ知識が増えて自己成長している」と思っている人いませんか。実は、インプットの量と自己成長の量は全く比例していないのです。重要なのはインプットの量ではなく、アウトプットの量なのです。いくらインプットを一生懸命やっても、アウトプットをしない限り記憶としての定着は難しいからです。試しに今日の学校の授業で何を勉強したのか誰かに説明してみましょう。授業は真面目に受けていたはずなのにうまく説明できない人は多いのではないでしょうか。多くの人は授業や講義を受けて「わかったつもり」になっているだけで実際には知識として記憶に定着していないのです。「自己成長」はアウトプットの量に比例するのです。得た知識をアウトプットして「わかっったつもり」を卒業しましょう。
 
 
アウトプットは「話す」「書く」などの運動です。こういう運動を介してつけた記憶は「運動性記憶」と呼ばれます。運動性記憶の特徴は一度覚えたら忘れにくいということです。例えば、一度練習して覚えた自転車の乗り方は、考えなくても体が動くようになりますよね。教科書を読んで覚える「暗記」は、「意味記憶」を使って記憶するのですが、意味記憶は覚えにくく、忘れやすいという特徴があります。当塾で暗記は「書いて・声に出して覚える」ことを勧めるのは、「運動性記憶」として記憶させるためなのです。また、国語の読解の際も必ず音読することを勧めるのも同じ理由からです。目で追うだけでなく、声に出して、手で書いて覚えるようにしましょう。

 
 
 
 
 
参考:樺沢紫苑「学びを結果に変えるアウトプット大全」
 
 
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