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SS教室新着情報&ブログ 子どもが自立して学習するようになる勉強法の最近のブログ記事

子どもが自立して学習するようになる勉強法~思考の過程が大切~

思考の過程が大事・・・計算はノートに丁寧に書こう
 
算数や数学が苦手だという子を見ていると多くの場合計算を暗算ようとしています。
 
数学(算数)のノートを見ても計算のメモ書きや殴り書きの筆算しか残っていません。これでは問題文をどのように読み取って、式をたて、計算をしたのかが判りません。恐らく自分でもよくわかっていないのだと思います。そして、数学(算数)が苦手な子ほど何でもとにかく覚えなくてはいけないと思って丸覚えをしようとする姿が見受けられます。他の科目でも、何でも暗記で切り抜けようとするのはこれが原因だと思います。暗記では、理由や理屈から考えてみる・図に置き換えてみる・イメージを考えるといった解き方の工夫はなかなかできません。
 
暗算をすると計算ミスをしやすくなります。そしてそのミスに気づくことができません。また暗算をしていなくてもノートの隅にメモ書きなどで済ましていると、文字が汚くて見間違えたり、ズレが起きたり、途中計算を端折ったり…と、なにかとミスが起きやすくなります。基本的には、どんなものでも人間が解くものなのでミスは起きてしまいます。ミスをなくすことよりも、ミスが起きる確率を減らし、ミスが起きてもすぐに気がつけるようにすることが大事なのではないでしょうか。
 
数学(算数)で大切なのは思考の過程です。どんな手順でどういう計算をしたのかの道筋をしっかり書き残すことが、正しい答えを導くために必要な作業です。これは単純な計算を練習している時でも、方程式を解いている時でも、関数や図形の問題を解いている時でも同じです。式は必ず書く計算は大きくはっきりと書き計算過程は残しておく算数や数学に限らずどの科目でも同様に言えることですが、結局どれだけ細かいことに気をつけられるかが成績アップのカギになってくるのです。ノートは丁寧に書き、思考の過程を書き残す習慣をつけるようにしていきましょう。
 
 
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子どもが自立して学習するようになる勉強法~アウトプット上手になろう②~

家で宿題を見てあげるときに親が気をつけたいこと
 
忙しくて「宿題やったの?」という声がけしかできていないよという方もいらっしゃるとは思いますが、丁寧に子供の学習を見てあげようとするとついついやってしまうことがあります。
 
Ⅰ問題を解いている子供の手元・様子をじっと見てしまう。
これは、塾のマンツーマンの授業の時にもよくあることなのですが、側でじっと観察することがプラスになる場合とマイナスになる場合があります。知識・やり方をインプットしている時期の勉強では、側についていて文章の読み方、途中式の書き方などを観察する必要があります。それは「文章の読み方」や「途中式の書き方」という「方法」を身につけている時期だからです。
 
 
それに対してドリルやワークなどでアウトプットしている時期の学習で側について見ていることはお勧めできません。側についているとやり方が間違っていたり、ミスを起こしやすい書き方をしていたりするとついつい声をかけてしまいたくなります。「丁寧に見てあげよう」と思えばこその対応ですが、アウトプット期にこれをやると、子どもはチェックを外注することになってしまって自己チェックをしなくて済んでしまいます。またじっと見ていられることのプレッシャーでドリルやワークを解くことそのものがプレッシャーになり「やりたくないなぁ」という気持ちにつながってしまうことにもなります。
 
 
アウトプットで大事なのは自己成長につなげることです。インプットした知識を使って実際に問題を解いて見て、インプット期に気をつけなければいけないと気づいた(または指摘された)ことを指差し確認をすることができるようになってはじめて、インプットした知識を自分のものにできたと実感できるのです。
 
 
Ⅱ答え合わせの時に子供には他のことをやらせている
塾だと次の問題解いていてとか、家だと丸付けの間は遊んでいていいよなど。ついやってしまいがちなことです。側についていて細かく口を出したり、チェックをしたりしているので答え合わせをする側は結果がわかっていてマルやバツをつける作業に子供を付き合わせるのは無駄の様な気持ちになってしまいますよね。子供にしても側でチェックを受けながら問題を解いているので、答え合わせに関心がありません。答え合わせで最も重要なことは子ども達が「自分は何ができて何ができなかったのかをきちんと把握すること」なのですが、答え合わせを他のところでやってしまうと、子供の関心は「結果」だけになってしまいます。当然そばで見ていてもらいながら解いているのでほとんどできていて当たり前ですよね。本当に大切なのは「過程」なのに「結果」にしか子どもの目がいかなくなるのは残念なことです。
 
 
答え合わせの時ほど子どもと一緒に見て、何ができてどこをどんなふうにまちがえてしまったのかに気づきを共有することが大切です。途中式のどこで間違えてしまったのか、どうすればよかったのか」を話し合い確認することで次に気をつけるチェックポイント、指差し確認で確認すべき自分のポイントがわかるようになるのです。自分で解いて自分で指差し確認ができるようになれば、「自立して学習ができる」と言えるのではないでしょうか。
 
 
家での学習は、問題を解くときは子供にお任せ(キッチンタイマーなどで時間を限っても良いと思います)。答え合わせは一緒に「気づきの時間」に、というアウトプットの工夫をすることによって「自立して学習ができる」環境が出来上がります。(傍で家事をやりながら子供にお任せでドリルをやらせ、一緒に丸つけをすることで、子供が自立していくのであれば楽ですよね)もちろん、他にも色々と考えなければいけないことはたくさんると思いますがインプットとアウトプットの仕方を見直してみるのはおすすめの対応です。
 
 
 
 
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